発声と音声表現のQ&Aブログ

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2023-08-06から1日間の記事一覧

Q.呼吸のトレーニングは、呼吸を多くするためにするのでしょうか。

A.いえ、むしろゆっくりと深い呼吸ができるようにするものです。それによって血中の酸素濃度を高めます。呼吸1回の換気量を増やすことが目的です。回数は減ります。その方が望ましいのです。

Q.呼吸のためには、どういう筋肉が使われますか。

A.肋間筋、斜角筋、前鋸筋、脊柱起立筋、横隔膜など、呼吸筋と総称されているものです。これらは、ゆっくりと深い呼吸をするときによく使われます。呼吸が浅いと衰えてしまいます。

Q.呼吸では、肺が膨らんだり収縮しているのですか。

A.肺そのものは動けません。胸郭にくっついているいろんな筋肉や横隔膜などまわりが動いて、胸郭が広がったり縮んだりして、肺の大きさを変えているのです。