発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q167.呼吸法や発声法など、効率のよいトレーニング方法はありますか。

質問続き>> 自分が正しいと思っている呼吸や発声法を続けているから、いつまでたっても直らないと言われます。同じ息吐きにしても効率のよい方法や力を入れるべきところに力を入れて、他はリラックスしてできるトレーニングなどはあるのでしょうか。

A.トレーナーの体をさわりながら、声を出してみたりするのも、一つの方法でしょう。喉に力が入っていたり、お腹に力が入っていないというように指摘され、その違いがわかるようになった人もいます。

ビデオを見ていても、プロの体の動きの違いはわかるでしょう。現実にレッスンとするときに、その違いはわかってもできるのではない。そうでなければトレーニングはやる必要がありません。

 力を抜いてトレーナーと同じように力を入れるところは入れて、というようにできるのであれば、そういう注意は受けないでしょう。トレーナーの言うことは正しくても、そのことが半年やその日にできるわけがありません。皆も力を入れて歌いたいわけでも、体を使って歌おうと思ってはいないでしょう。楽に気持ち良く歌いたいわけです。

でもそれができない。あるいはそうやってしまうと歌い流してしまってカラオケみたいだと言われてしまう。このように言ったとおりに歌ってみれば、きっと力が抜けて全然声が出ていないと言われるでしょう。

それが全部できていたら注意は受けないし、レッスンも必要ないのです。言いたいことはわかりますが、それをやれないことを知って、原点に戻って呼吸やフォームを正していくことが学ぶということです。