発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q1039.ミュージカルには、声楽が必要ですか。声楽だけでよいでしょうか。

 声楽の人は、高いところに関して限界を知っているので、ある意味でいうと、守れるのです。ところが役者出身の人は、結構簡単にできてしまい、声がかすれても演技が悪いわけではなかったでしょう。ただ、高いところは、声がかすれると、とれなくなってしまうため、ミュージカルでは苦労をしています。
 日本の場合ははっきり分かれているでしょう。音大で高い発声を覚えてきた人の歌い方と、役者で個性的で、太い声や地声は出るけれど、高い声に関して難がある人とは。外国ではその間の人がたくさんいます。両方できて使いわけている人や、どちらともいえない発声を持っている人がたくさんいるわけです。ミュージカルの世界をみても、日本の場合は、きっぱりと分かれていますね。