A.声が出しにくい原因の一つに、口の開け方が良くないことも考えられます。よくあるのは、下あごだけを下ろして口を開けている場合です。このような状態は、声が響きにくくなったり、高い音に行きにくくさせてしまいます。良い口の開け方は、上あごが柔らかく上がる状態です。あくびの時や、リラックスした状態で笑っている時などに自然に動かしていることが多いのですが、歌うときも同じように動かせなければいけません。あくびや、笑っている時などは、上あごが持ち上がった状態になり、鏡で見てみると、上の歯が見えていたり、ほっぺたが上がったりしているはずです。この状態が声の出しやすい状態です。
逆に下の歯が見えていたり、ほっぺが下がったような、下あごを下げたような顔になってしまいますと、声が出しにくい状態です。声を出す前に、鏡を見ながら、口を上あごから開ける(前歯から開ける)練習をしましょう。下の歯ばかり見えていないか、気をつけて、正しいフォームを体に覚えさせましょう。(♯§)