発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q2497.シャウトはよくないことですか。

A.よく、シャウトで喉に負担がかからない為にはという質問がありますが、シャウトは上手くやるとある程度たくさん出しても負担はこないと思います。
実際、オペラでも時代が新しいもので現代風の作品に多いのですが、「叫ぶ」と標記されているものはたくさんあり、オペラ歌手もシャウトを使っているといってもおかしくありません。
ただ、このシャウトを喉を守ってしっかり出すには相当発声レベルが高くないといけません。息を喉で圧迫して高い音を金切り声で出している人が多々見受けられますが、そのようなレベルの人が何発もやるのは自殺行為だともいえます。
ある程度、どのくらいの高さの音でどのくらいの音量で出すのか計算しておくことも必要だと思います。上手くシャウトしないと、シャウトで声が詰まってしまうと効果としてあまり意味が無いこともあります。
シャウトほど、発声フォームをしっかり守りましょう。(♭∀)