A.ヘンデルなど早い時期のイタリア古典歌曲やオペラを勉強している人は、Recitativoを歌ったことがあるでしょうか?Recitativoは、Recitare「語る・演じる」から派生した言葉で歌において語りの部分をさします。そのため、歌うというよりは語りの割合が多く、%にしたら歌4割・語り6割くらいでしょうか。なので、イタリア語の能力やセンスがRecitativoにおいてはよく表れます。
しかし、皆さんがイタリア語にたけるというのは時間的にも金銭的にも無理な話と思いますから、それなりに聴こえるにはどうしたらいいか、ということです。まずは、わからないながらにも文章を読むこと。それぞれの言葉にアクセントがあるかを調べ、アクセントをつけて、読む。そして、アクセントがある母音は少し長めに発音する。ここまでできたら、今度は音楽のリズムで文章を読んでみます。一方で、音をとる練習をしてください。この両方ができたら、言葉で歌う、という具合です。(♯Θ)