A.外国語の歌を聞いているときのほうが、体がひびいてくるのではないでしょうか。もちろん日本人の方でも、外国人の方のように、いい声をしていている方もいますが、外国人の方で、一流の方は、声自体もすごいものがあります。
CDであっても、そういった声を体験することができます。特に1950~60年代のものは、録音技術が発達していなかったため、ワンテイク(一発録り)のものが大半ではないでしょうか。ですから現代のように、声に編集をかけたり、音程を直してみたりという小細工ができないのです。そのためアーティストの実力そのままが録音されているのです。ライブ感覚で、その歌に取り組み、録音してしまい、成り立たせてしまう。そういった実力をもった、素晴らしいアーティストの声のみが現代に残っているのです。
またライブ録音によるCDや、ジャズのCDは、実際の声そのものが聞けるのではないでしょうか。