発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q2660.日本語の歌と外国語の歌を聞いていると、体への反応が違うように思います。

A.外国語の歌を聞いているときのほうが、体がひびいてくるのではないでしょうか。もちろん日本人の方でも、外国人の方のように、いい声をしていている方もいますが、外国人の方で、一流の方は、声自体もすごいものがあります。
CDであっても、そういった声を体験することができます。特に1950~60年代のものは、録音技術が発達していなかったため、ワンテイク(一発録り)のものが大半ではないでしょうか。ですから現代のように、声に編集をかけたり、音程を直してみたりという小細工ができないのです。そのためアーティストの実力そのままが録音されているのです。ライブ感覚で、その歌に取り組み、録音してしまい、成り立たせてしまう。そういった実力をもった、素晴らしいアーティストの声のみが現代に残っているのです。
またライブ録音によるCDや、ジャズのCDは、実際の声そのものが聞けるのではないでしょうか。