A.ものまね番組が今も続いていることは、視聴者を楽しませる要素がそこに含まれているのでしょう。しかし、私はどうも好きになれないのです。というのも、今は亡き方のものまねをされるならまだしも、現在いる方のものものまねを見るのであれば、本人を見た方がよっぽどよいと思ってしまうからです。ただ、番組はエンターティメントであるわけで、それなりの意図(視聴者を笑わせるなど)があるのでしょう。
しかし、一般の方が誰がしのように歌いたいとするのは、とても危険だと思います。あこがれるのはよいのですが、人それぞれ持っている声帯、体型など違うのです。矯正してまでまねていくより、まず自分の持っているものを生かし、作り上げていくことがより魅力的なことだと考えます。それこそ、まさに個性だと思っています。
もし、誰かのように歌いたいと思うならば、その方のよい部分、技術、音楽的センスをまねてください。しかし、多くはくせのある部分を個性と思い、そこにあこがれてしまうのですが、本質を見抜く力をもちましょう。