A.普段からアゴを左右に動かしたり、回したりなどのストレッチと、声を出す前にアゴに手をおいておくのも一つの手です。
唇、アゴ、舌根を柔らかくする訓練
唇…息を流して震わせながらのスケール練習。
アゴ…①下前歯に舌先をつけ、左右に5回づつ動かす。
②同様な舌の位置で前後に。(前に突き出したり、首に埋めるように)
③左右に回す
④手でアゴを押さえ、静かに上アゴを開ける。
⑤あくびを出して同時に頬骨も上がるように意識する。
舌根…①思いっきり舌を前に突き出し、丸めて引っ込む。(5回)
②舌を突き出し、左右に動かす。
③舌を突き出し、唇をなめる(1周)
④舌を上前歯につけ、前にはじく(5回)
⑤舌を突き出し、前歯で舌をかんで、nyanの発音で音程で歌う。この時、舌が戻らないようにする。
ドイツの歌手、ヘフリガーの教則本に載っています。イタリアの大テノール、ジーリは上記の訓練を毎日かかさずやったそうです。パヴァロッティ、ドミンゴ、レオヌッチ、マリア・カラスもアゴ、舌根には特に気を使って若い頃、訓練したそうです。歌う時の舌の位置は、皆、違いますが、舌根をのまないためのそれぞれ工夫です。(♭Σ)