発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q4173.よい発声、歌唱のときに感じる体感やイメージについて(筋感覚とか)教えてください。(11)

A.歌っていて心地良いと感じたときは、自分の声がこもったような、少し聴きづらいような感覚です。それは喉をこすらずに声が息に乗り、無理なく出せているからです。ちゃんと副鼻腔に共鳴しているという証拠です。共鳴していれば、ある程度の自然なビブラートが付いてきます。

身体は下半身(下腹部)はしっかりしていますが、上半身はとても楽な状態です。

呼吸も自由にでき、いつまででも音を伸ばしていたい、そんな気持ちになります。

喉にはもちろん違和感はありません。違和感とは、「痛い」「かゆい」「ざらざらする」「熱い」「こすれた感じがする」などの状態です。楽に出せているときは、喉がどこにあるのかさえわかりません。声を出しているときは、頭の中、目の裏、鼻の筋、口の中、すべてが大きく開いた感じで、表情もいきいきしてきます。(♯Å)