発声と音声表現のQ&Aブログ

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Q4186.オペラなどでは、「イタリア語」「ドイツ語」「フランス語」「英語」など言語そのものに「巻き舌」を必要とする部分があるかと思いますが、オペラ歌手になりたいと思う人にとっては「巻き舌」ができることは必要不可欠なものなのでしょうか?(4)

.必ず、巻き舌ができなくてはならないということはないと思います。そもそも、どの言語をとっても、巻き舌はありますが、日本人は、一生懸命やってしまいがちで、かえって、巻きすぎることが多いくらいです。rがどの位置にあるかで、イタリア語の場合は、巻き舌の強弱は変わりますが、たくさん巻く場合でも、23回のように思われます。ですから、できなくても、やっているつもり、というのは大事で、ここはrなんだ、という意識で歌うことが何よりも大事だと思います。rもlも、変えているつもりでも、同じに聴こえてしまう歌手は多いくらいですから。(♯Ω)