発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q4215.なぜ、トレーナーは1人でなく何人もつけることを推奨なさっているでしょうか。

たとえば、「どの子音でトレーニングすればよいのか」について、たまたま、この研究所の今のトレーナーでは、結果として10人とも異なる子音を使っていました。極端なケースですね。

 あなたは混乱するでしょう。明らかに矛盾する。どれが正しいのでしょうか。でも、どれが正しいのか、あなたをみないと私にはわかりません。

 あなたに来ていただいて、その目的を聞いて、どのようにそれらの答えを考えるかを、アドバイスします。これが研究所での私の最大の仕事の一つです。

 あなたに問われても、すぐに正解は与えられません。そこであなたは、他の10人のトレーナー一人ひとりに聞きますか。もちろん、答えは一致しないでしょう。結局は、自分自身の答えを、あるいは、やり方を見つけていくために、レッスンをしていくのです。

 ここのトレーナーを、方法やメニュということにおきかえてもよいでしょう。

 私は自分の本の読者に「答え」でなく「問い」を求めるようにと述べています。レッスンにも研究所にも、そのように対して欲しいと言い続けています。

 しかし、多くの人は、本やサイト、あるいはレッスンに正しい一つの答えを求めようとするのです。

 買物の、「価格コム」や「よい商品や店を教えて…」というなら、答えは聞けばよいでしょう。ネット社会はそういう情報、知識を、ただですぐにくれます。でも、表現や声は違うと言うことを知っておいてください。(知ったところで何ともならないのです)(Ei)