発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q4289.Chirs Hartの日本の歌では、言語処理が我々と違うようですが、参考になりますか。

.一般的に、自分が興味があるものは参考になります。役立つかは、次の問題です。黒人のソウルシンガーには(ゴスペルなどもそうですが)、白人や私たちのなかでもそれに惹かれ、コピーをしている人もたくさんいます。人種の差については、アジアでも特にフィリピンなどではアメリカとか黒人とかあまり、考えなくてもよいように思います。30年ほど前までは、モンゴロイドとしての限界、共鳴の中心となる喉、首、頭や胸の厚さなど比べられていましたが、アスリートほどの差は出ないかもしれません。もちろん、オペラでも太った方が有利だという伝説は、まだ何となく生きています。才能や歌唱力はともかく、安定性、耐久力、長く活躍している、などの要素で私はみています。(それも実力のバロメーターです)

 育ちの差はとても大きいです。小さい頃からの英才教育でしか凌げないのかもしれません。文化が入る分、スポーツほどプログラムが明確にはなりません。でも、もはや民族とか人種でなく、個々人の問題ですから、こういう問題設定をしないことだと思います。

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