A.会話をする際、スピーチをする際、台詞をしゃべる際、朗読をする際・・・と状況によってコツは多少変わると思いますが、共通して言えることは、単純に『喋る速度を落とす』のが手っ取り早い解決策です。
大概の場合はあわてて喋ってしまったり、自分の習慣のまま言葉を発して、結果聞き取りづらい活舌になってしまうことが多いと思います。『喋る速度を落とす』という解決策は、簡単なようですが実践してみると案外できないものです。またゆっくり喋る違和感により実践しきれないケースも多いと思います。しかし、一度自分の声を録音して聞いてみてください。活舌のよくない人は早口で聞き取りづらく、ゆっくり喋ったくらいでちょうどいいことに気付くはずです。『速度を落として喋る』ことは日常会話から始まり、よほどしつこく訓練しておかないと、いざというときには、緊張して呼吸も乱れがちなのでコントロールできないものです。とにかく『速度を落として喋る』ことを試みてください。「速度を落として喋る」ということは、「母音をしっかり鳴らす」ことに通じます。つまり1音1音の『母音』の開口を丁寧にすることです。
粘り強い訓練が必要ですが、案外楽しいものです。たまに自分の喋る声を録音して楽しんでみて下さい。(♭Д)