発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q.古い日本語には、今よりも音が多かったのですか。☆☆

A.キ・ヒ・ミ/ケ・ヘ・メ/コ・ソ・ト・ノ・ヨ・ロ・モとエ(ア行とヤ行)の14のかなには、甲、乙2種類の音があったようです。つまり、イ、エ、オの3つの母音に2通りあり、3(イ、エ、オ)×2通り+2(ア、ウ)で8つの母音が万葉から平安初期まであったのです。たとえば、日は、甲類(fi、火は乙類(hiと違っていたことがわかります。(♯)