A.第二言語、第三言語と習得していく人は、楽に他の言語にアプローチできるようにみえます。ですが、第一と第二の間には大きな違いがあります。
ヘレン・ケラーが水に触ってウォーターと言ったように、最初のことばは、ものそのものに結びついています。第二言語は第一言語を基に学びます。ご飯を食べて、「マンマ」というのは、そのものずばりをことばにしています。「マンマ」はご飯、ご飯はライスというのは置き換えです。外国語学習(第二言語)で「これは何というのですか」ということで学ぶのは、すでに第一言語の日本語で知っているものを言い換える単語を覚えるようにしているのです。(♯)