A.集中力とテンションです。それは姿勢や呼吸に表われます。
もちろん、プロレベルのスポーツ選手などでは、同じものを持っていますが、それでも各種目の差があるのと似て、一曲歌ってみると、アマはなかなかプロ並みにはいかないようです。これらも、アーティストのステージのDVDで学びましょう。最初は、同じ動き、同じ振り付けから入ればよいでしょう。
ワンフレーズ、一音ずつの表情や、体の繊細な動きは、その歌や音楽をどこまで練り込んできたかで違ってきます。呼吸や体の管理は、体の動きのしなやかさや、表現のために、最小限必要にして、最大の効果を上げる動きに直結します。一曲ですべてをさらえたら、もっとも大きなところを何十回と繰り返し、完全にものにしましょう。
さらにすぐれたプロのセットアップ(立ち上げ)の早さをみてください。彼らとのレッスンは、出だしの1~2秒でその場が変わるほどです。たとえ、何時でも、どんな状態でも、その状態を持ってこられるようにプロは、心身を管理しています。特に、メンタルタフネス、精神力と心のトレーニングができていないと、活動は長く続けられません。
一流のプロの歌唱は、CDで音だけ聞いても、その人の表情から体の動きから、全くすきなく、テンションは最大、しかもリラックスしている様子、声の最小の動きまで、伝えられるようになっていませんか。(♭)