発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

2016-05-25から1日間の記事一覧

Q.集中力とテンションを伝えるには、どうすればよいですか。

A.それらは全身から伝わるものです。 プロと素人の違いは、立つ姿勢や表情にさえ表れます。歌っているときの体のこなし方や、表情の変化でほぼ区別がつきます。もちろんファッションやメイキャップ、マイクの使い方もそうですが、音楽や歌をどこまで全身に…

Q.プロと何よりも大きな差は、なんでしょうか。☆

A.集中力とテンションです。それは姿勢や呼吸に表われます。 もちろん、プロレベルのスポーツ選手などでは、同じものを持っていますが、それでも各種目の差があるのと似て、一曲歌ってみると、アマはなかなかプロ並みにはいかないようです。これらも、アー…

Q.ヴォイストレーニングの捨て方とは。

A.トレーニングの不自然さを切ることです。 私は、ステージでトレーニング(のようなもの)が出ないように、かなり気をつけています。いいステージを陰で支えるのが、せりふや歌、そして声であると思っています。ですから、声の技術が表面に出ていても、そ…

Q.トレーニングの声は、万能ですか。☆

A.そうでないことは、再三述べてきました。発声のときの声は、ヴォイストレーニングでのプロセスでの声です。これは、位置付けとしては、先のトレーナーの役者もどき声に当てはまります。 何らかの目的に対して器をつくっていくプロセスでの声は、目的が高…

Q.役者声の捨て方とは。

A.感情移入、表情、しぐさに頼らないことです。 役者声というのは、仲代達也さんから江守徹さん、中尾彬さんあたりの、太く芯のあるような声です。これは体の中心で声の芯を捉え、顔面に響きをもってきているのです。発声の理想としては、男女とも欧米の、…