A.「ドクターストップが半年、私のストップが二ヶ月、でも本人は二週間で現場に復帰して何ともなかった」という例があります。これを無謀という人もいるでしょう。しかし、プロとはそのような感覚をもち、自分の責任、自分の判断において、仕事をしていくものなのです。結果として、最後にやれていたらよいということでは、何ら恐れるに足りません。手術や早期復帰して将来がだめになったのなら、それは不幸ですが、活躍できるようになったのなら経験と自信になるのです。トレーナーとしては、この例をもって、二週間でよいとは決して勧められません。つまり、トレーナー以上に自分のことについて徹底して鍛え知り尽くす毎日の研鑽が必要ということなのです。(声の原理についての知識は、拙書「声のしくみ」を参照ください)(♭)