首の力が入っている人は女性に多いです。筋肉量が少ないせいか、その少ない筋肉、細い首で、重い頭を支えないといけないから無理もありません。
歌うときに首に青筋を立てて歌っている人もよくいらっしゃいます。ポップスの歌手に多く見られます。力任せでもマイクで調整した上で声が出てしまうので、荒は目立ちにくいでしょう。しかし、長くこの出し方を続けていれば破綻がきます。今のうちに首の力を使わないで歌えるようトレーニングをお勧めします。
2つの側面からアプローチしていきます。筋肉を緩めることと、筋肉をつけていくことです。無駄に力を入れている部分を緩め脱力し、次に体のインナーマッスル、体幹の筋肉をつけていくということです。
首筋をもみほぐしたり、やわらかくしたり、回したりしながら声を出す習慣をつけましょう。ハミングや、小さい声、ため息のような声です。とにかく首の筋肉を使わないで声を出す練習をします。
ピラティスや、チューブを使った体操など、インナーマッスル、体幹を鍛える体操がさまざまあります。私はピラティス、太極拳、ヨガ、バレエなどをやりました。この中で、意外にもバレエのレッスンが一番ハードでした。体を支える筋肉がついてくると、自然と、首に頼らなくても声が出せるようになります。([E:#x266F]β)