A.基本的には、歌の時に上半身の首や肩回りがリラックスしていなければなりません。おなかの下のほうはしっかり腹筋を使って支え、横隔膜は下に広がって降りた状態、つまり息を吸ったときの状態を維持する必要があります。しかしこれと同時に、首や肩の周りを同時に固めてしまっている人がいます。一人の人間の一つの体ではありますが、ある部分はしっかりと使い、ある部分は緩ませておくという使い方を習得するといいと思います。
感覚としましては胸郭を息を吸って広げて、張っておき、その上に胸、肩、首、頭がのっかっているだけというような感覚です。胸郭をしっかり安定的に広げることができると、このような体の使い方ができるようになります。胸郭を広げてキープするのは慣れるまでは難しいと思いますが、一週間くらい集中してトレーニングすると、広がる感覚がわかると思います。([E:#x266F]β)