発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

2010-04-12から1日間の記事一覧

Q2632.ハミングのときに、「少し息が多くて広がってしまっているので、もっと鼻だけにしたい、鼻をもっと感じて」、とのアドバイスをいただきましたが、以前、別のトレーナーの先生に、「ハミングでたまに鼻にかかってしまう時があるので(前すぎるので)もっと上、または後ろを意識して、鼻にかからないように」、とアドバイスをされたことがあるので、鼻を意識するのに躊躇してしまいます。鼻の使い方にもいろいろあるのでしょうか。

A.鼻腔の共鳴を加えていくことで、喉の鳴りだけではない高い響きをつけることができます。そのためにハミングの練習をトレーニングメニューに入れています。ただ、鼻を意識していても、それが低い位置であったり、奥に入ってしまうと、いわゆる「鼻に掛か…

Q2633.顔のあたりで止まってしまっている、もっと広く空間を使おう、開放(解放)しようとアドバイスしていただくのですが、つまり息が、十分前に流れていない、ということだと解釈してよいでしょうか。

A.響きについて考えすぎてしまう事で、硬く停滞した状態になります。針の穴に糸を通すような感じです。丁寧に響きを感じている、というよりも少しおっかなびっくりのような印象を与えてしまう恐れがあります。表現としてそのように歌う場合もありますが、…