発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

2014-10-03から1日間の記事一覧

Q.生来的に歌手に向いているかどうかはありますか。

A.お客さんが聞いて、おかしいという音が出なければ、ある程度はもつと思うのです。音が外れてしまうのは、致命的な結果になるのです。音に表現がそれなりに出ていて、表現がもっているなら向いているし、有利な人です。(♪)

Q.音程に自信ありません。

A.歌い手のタイプはいろいろです。だから向いていないと思わなくてよい。それを自分が知って、お客さんの前に行ったときに悪い方へ出ないようにすればいいのです。 歌い手でも、アカペラでできなくても、伴奏がついたら絶対に狂わないならよい。5回や10回…

Q.実際の練習では、どう歌うのですか。

A. 1回目は、緊張してしまったり、うまくいかなかったりとか、自分で練習したことが出せなかったりということがあるから、2回歌って、1回目よりよくなること。同じルール上で、要は自分で固めてきたことを再現して、それでチェックする。昨日まで練習した…

Q.音階が苦手です。

A.スケール、ドレミファソラシド、これがメジャーで、ミがフラットするとマイナー、ラシドレミファソラの短調。どちらかの感覚がバシッと入っていく。 外したらわかってしまうのは、スケールの軸があるのにかかわらず、他の音を出してしまうから、そこは、…

Q.呼吸と間は、どうすればよいのですか。

A.だいたい予測がついているわけです。漫才でも落語でもうまくなればなるほど、間をあけられる。すぐに言わなければもたないと思うところであける。パッと入れたら、成り立ってしまった。そこはすごく新鮮な感覚になる。落語家の呼吸が伝わる。 新しく歌を…

Q.オリジナルの歌手に、どこまで似せられますか。

A.どこまで似るかという問題では、究極には、同じようにはならないと思います。自分のオリジナルの部分で強みをつくっていったらいいと思います。結果として、向こうの音楽が好きだったら、それっぽく出る。それでいいと思います。これについては自分で考…

Q.昔、森進一さんは黒人っぽいフレーズの声、サザンの桑田さんもそう言われたそうですが。

A.彼らは、聞いている感覚から優先に、自分の声を動かしていったというようなことになると思います。

Q.音色とフレーズは、どうつくるのですか。

A.それはどこから出てきたのかというと、楽器音のようなものでしょう。トランペットでも何回も吹いて、その音を追求していく。楽器は規格が決まっているから、その差がわかる。トランペットでも自分で変えてみるようなことをやらなければいけないのでしょ…

Q.歌の消しこみといったら、変ですが、どこで切るとか、つないだ後にどういう動かしをするというのは考えてもわかりません。

A.誰かがやったものをまねても、まねにしかならない。よい作品を聞き、何度もつくり直していくことです。

Q.体力があっても、声が歌にできるのとできないのでは、かなり違いますね。

A.たとえば、声楽をやったら、日本人でも声は伸ばせるのです。しかし、体力、気力は、それだけでは無理でしょう。