発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

2016-01-05から1日間の記事一覧

Q.できるとは、具体的にはどういうことですか。☆☆

A.最初は、頭を使っている、体を使っている。その上で、何とか意識的に行っているわけです。そのうち、どちらも使わずに(使っているという感じがなくなって)行うことができて、初めてできるというものです。 声も、体、息、発声、共鳴と、それぞれにつな…

Q.発声の仕組みからのプロセスは、どうなのですか。☆

A.イメージに伴う筋感覚、皮膚感覚といったセンサーからの入力で、いろいろと変じてコントロールして声というのを出しています。こういうのが意識下で行われるようになっていくのです。(♯)

Q.練習の目的とプロセスをまとめてください。☆☆

A.練習によってバージョンアップしていきます。声や響きを何種類も細かく捉えられるようにして、厳しくよしあしを判断していく、出したものが結果としてもっともよいものであるようにセレクトされていくシステムにしていくのです。(♯)

Q.練習の成果とは、何でしょうか。

A.最初は、発声も体への無理強いです。押しつけて、自分の体の動きや、その反応を知らずに命じているだけです。(♯)

Q.強いとか力を入れるのは、タブーではないですか。☆☆

A.たとえば、呼吸も強く吐く。声楽家には、「花の香りを嗅ぐように」と言う人もいますが、最初からそれでは成り立ちません。そのうち力が抜けてくる。早く力を抜くために力を入れる必要、いや、入ってしまうことが多いということです。日頃そうでない人に…