Ａ．自分の中のイメージをふくらませ、それをできるだけ相手に伝わるように表現することが、ことばや表現のトレーニングです。ひとつのことばから、いったいどのくらいのイメージをふくらませられるでしょうか。イメージは人によってさまざまです。それぞれの人がもつ違ったイメージを、どう自分の作品で見せられるか、またそれで相手を説得し、どう納得させられるかということが問われます。まず他の人が同じように感じるだろうと思われることは全部排除してしまいましょう。そして自分だけの感じ方、解釈だといえるところまで読み込むのです。そういう設定をすると、そのことがいかに難しいかということがわかるはずです。そこからがトレーニングです。
