発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q1580.カンツォーネの上手な歌い方にアドバイスをください。

A.研究所では、カンツォーネを題材にレッスンを進めている生徒さんも多いと多いので、カンツォーネを上手く歌うコツについて触れたいと思います。
 まず、イタリア語のイントネーションについてですが、80%以上の単語は、後ろから二番目の母音にアクセントがつきます。passeggiare(パッセッジャーレ)niente(ニエーンテ)aiuto(アイウート)等。上にアクセントがついている単語はその場所がアクセントになります。partiro`(パルティロー)andro`(アンドロー)等。稀に頭の母音にアクセントがつく単語がありますmusica(ムーズィカ)Ultimo(ウールティモ)等。
 そのアクセントがつく位置を正しく把握して長母音にします。例えば音符が八分音符で♪♪♪♪となっていたとしても、言葉のアクセントのほうを優先して長母音で音を長めに伸ばす感覚を持って歌うと、イタリア語らしく聴こえますし、実際のイタリア人の歌を聞くとそのように歌っています。そこが単調にならない一つのコツです。(♭∀)