発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q1768.響かない部屋は、よくありませんか。

A.響かない部屋での練習は、場合によっては、とてもためになります。喉の緊張感で声を増幅させる癖があると、響かない部屋になるほど自分の声が上手く出ていないように感じると思います。これに対して空気を上手く利用して声を出すと、響く場所でも響かない場所でもしっかり声が空間を満たしてくれます。ですので、声を押しているかそうでないかがはっきりと分かると思います。日本のオペラ歌手でも、例えば東京文化会館の大ホールや、NHKホール大ホールなどはかなり箱が大きくしかもデッドなので、出し方が上手い人は声が疲れませんが、喉に少しでもかかってしまう歌手は調子が悪くなることが多いです。(♭∀)