A.響かない部屋での練習は、場合によっては、とてもためになります。喉の緊張感で声を増幅させる癖があると、響かない部屋になるほど自分の声が上手く出ていないように感じると思います。これに対して空気を上手く利用して声を出すと、響く場所でも響かない場所でもしっかり声が空間を満たしてくれます。ですので、声を押しているかそうでないかがはっきりと分かると思います。日本のオペラ歌手でも、例えば東京文化会館の大ホールや、NHKホール大ホールなどはかなり箱が大きくしかもデッドなので、出し方が上手い人は声が疲れませんが、喉に少しでもかかってしまう歌手は調子が悪くなることが多いです。(♭∀)