発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q1820.昔より、声量がなくなってきました。

A.昔より声量がなくなっても、日本では、円熟味が増してきたといわれる。本人が一番、昔出た声がでないとわかります。昔は若さと勢いで出せていただけです。喉に負担をかけていたのに、若かったから次の日までに回復していたのです。
 トレーニングですぐにうまくなったり、1、2ヶ月でプロレベルにはなれないです。自分のことを知って、自分の調整が自分自身でできるようになっていくようにします。自分にしか管理できないし、自分しか知らないものに対して、より鋭く気づいていくために、レッスンやトレーニングが必要なのです。歳をとってもやっていくためには、ハードな状況で怪我をしないことです。そのために自らを知り、備えておくことがトレーニングの大きな役割です。