発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q2008.響きを上げる時の注意点について知りたい。

A.響きを上げることをとても大切なことです。しかし響きを上げようとするあまり音そのものが高くなっている場合があります。これでは上手くいくものもうまくいきません。自分の自然な声がでるポジションを基本としてそこを基準に響きを上げていくのです。響きを気にしすぎて高さばかりを意識しすぎると逆に喉が上がって浅い声になってしまいます。しぜんな声に聴こえるということが基本です。上げることだけを考えすぎると鼻にかかったり口内を狭くして平べったい声を響きだと勘違いしかねません。しぜんな声のポジションと深い支えがあって初めて響きを上げることができるのです。 (♭Σ)