発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q2040.合唱団に入っているソプラノです。指揮者の方から、「君の声は、僕らの間で言う2キロヘルツの声だね」と言われました。合唱団の中でも、特にキンと高音が立った感じで私の声だけ際立ってしまいます。それがいいのか悪いのか、ずっと悩んでいます。指揮者からは、悪いということは言われたことはありません。響きすぎる声は、合唱にとってよくないのでしょうか。

A.2キロヘルツというのは、特定の音の高さを表すもので、お年寄りにも良く聞こえる音の高さだそうです。それをもじって、良く聞こえる声のことを「2キロヘルツの声」と言うのでしょう。「合唱にとって、キンと響き過ぎる声はよくないのか?」それは、曲によって・曲想によって・指揮者の好みによって、違ってきます。ソリストなら、「キンと響き過ぎる声」しか出せなくても、あまり問題は無いのですが、合唱では、「キンと響き過ぎる声」しか出せないと、かなり苦しい立場に立たされるでしょう。是非、柔らかく漂うような、霞のような声も出せるように、練習してください。