Q.性同一障害の声について解決策を教えてください。
A.手の指の大きさ、首の太さ、喉頭の大きさや声帯について、男性は大きいので、そこを変えるのは難しいです。声を裏返らせたり、高めて女性らしくします。しぐさやことばづかいなど性差をふまえた解決策をとります。(♭ф)
Q.うるさいところでも、自分の聞きたい声だけは聞こえるのはなぜですか。
A.パーティーのようなうるさいところでも、自分の聞きたい声だけは聞こえるものです。私たちの五感は、自分や気になる人や関心のあるものなどはキャッチできるものなのです。これは脳がパターン認識しているためと思われます。逆に、自分に都合の悪いこと、聞きたくない声はカットできるのです。これをカクテルパーティ効果といいます。
英詩人T.S.エリオットの詩劇「カクテルパーティ」で、3、4人の関係がカクテルパーティのなかで、クローズアップして伝わることから、「騒がしい場で、聞きたい人の声にフォーカスすると聞こえる」ということを表わします。
聞きたい声の方向に集中し、相手の表情や口をみると、周波数(音の高さ)を区別できます。多くの人の声の中で一つの声が、こうして区別されて聞こえるようになります。
合唱団を聞くときでさえ、一人のメンバーを集中してみていると、その人の声だけ聞き分けることができるようになります。また、オーケストラの演奏で、聞きたい楽器音だけを選んで聞くこともできるのです。 耳は、もっとも刺激を受けて興奮する聴神経のポイントで高さを感じています。(♭ф)
Q.救急車やレースカーが自分の前に近づき、遠ざかるときの音が変化するのはなぜですか。
A.音源が近づいてくるときには、今まで出した音に追いつくように音源が移動し、圧力が「密」になり、波の数が増加し、周波数が上がります。音が高く聞こえます。これを「ドップラー効果」といいます。
音源が遠ざかるときには、逆に圧力の変化が「疎」になり、周波数は下降します。音の高さは低く感じられます。音源が移動しなくても、聴く人が移動するときは、同じようにドップラー効果が生じます。音に近づくときは音は高く、音から遠ざかるときには低く聞こえるということです。
音の高低は、音源と聞く人との距離で変化するというのです。オーストリアの物理学者ドップラーが発見しました。彼は、もともと二重星の色の変化の研究をしており、それを音にも応用して発見したらしいのです。当時、この実証は、なかなか大変でした。絶対音感をもつ音楽家を線路のそばに集め、トランペット奏者を乗せた貨車を走らせ、スピードの違いと音の変化を確かめたといいます。
(♭ф)