発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q2125.出ている声はあまり気にしないようにいわれました。

A.実際自分が出している声は、人が聞いているものと自分が聞いているものでかなりの差があります。この差が埋まることは一生無いと思います。ですから、自分が良く出ていると思っても実際にはあまり出ていないことのほうが多くなったりするのです。自分でよい声を出そうとすると、大抵の方が自分に響かせようとしすぎて声が奥まってしまい、自分には大きく聞こえていても外には全然飛んでいないことが多いのです。ですから吸気、呼気、支え、響き、舌、顎、姿勢などを一つ一つ丁寧にチェックしていき、出ている声をあまり気にしないことが大切です。よい声をだそうとしてもよい声はでません。よいフォームからしかよい声は生まれてこないのです。(♭Σ)