A.自分はロックしかやらない、オペラしかやらない、ジャズしかやらない。と心に決めている方もいると思いますが。一度違う世界も見てみるのも一つの勉強だと思います。私自身は、宗教曲も歌い、オペラも歌う声楽家として活動しながらも、時にはポップスの歌手と共演したり、アニメーターや声優の方達と共同作業で作品を作ったりと様々なことをしています。賛否両論あるとは思いますし、将来的にどうなるかは分かりませんが、現時点でこれが私には合っていると思っています。あくまでも声を変えるつもりはありませんし、どの現場にいっても声楽家として仕事をやらせていただいてます。自分のスタンスを理解していただいた上で、ポップスなどの仕事もくるので自分としては声が大変なことになったという感じは今のところしていません。
ただステージには常に上がっていたいですし、ステージでしか得ることができないものもあります。普段の訓練の成果を試すためにもステージに上がることは重要だと考えています。これで自分が声を変えたりしたら、おそらく仕事は来なくなるでしょう。あくまでもこの声だからこそ、使ってもらえていると思っています。今はこの声を更に磨いて様々なジャンルで活動し、それを生徒に還元できたらと考えています。(♭Σ)