A.音楽だけではなくて、セリフにおいてもリズム感は必要です。リズムを感じているからこそ、生き生きとした表現ができるのです。まずは音楽やダンスから、リズムについて考えてみましょう。
「音楽を聞く」・・・まずは単純に音楽を聞くことです。リズムを聞くことです。あらゆるジャンルを聞いていきましょう。ロック、ジャズ、ポップス、民族音楽、ラテン、シャンソン、カンツォーネなど、ジャンルを問わず、浴びるように音楽を聞いていくうちに、音楽が耳から体に入ってくるのです。頭で感じるのではなく、体で音楽を感じられるようになるまで聞き込んでいきましょう。
「セリフを聞く」・・・映画、ドラマ、舞台、落語、朗読等のセリフを聞き込んでいきましょう。上手な役者はとてもリズムのあるせりふをしゃべっているはずです。声や発音を聞くことも大切ですが、リズムや言い回し等を聞くことで、セリフのリズム感を養うことができます。録音したものであれば、何度も何度も聞いて、耳に体に染み込ませていきましょう。
「体力」・・・体力があること。不思議に思うかもしれませんが、体力があるからこそ、自分の体を思うように動かせ、リズム感のある動きができるのです。いくら頭の中で、リズムよく動こうとしても、肝心の体が動かなければ、どうしようもありません。逆に体力があったり、運動神経があれば、思うように体を動かすことができるのです。思うように動かせるからこそ、リズムに乗れ、リズム感のある動きができるのです。思うように体を動かすことができれば、より自由な演技もできるのです。