発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q2444.吐くことと吸うことで迷ってきました。何かヒントをください。

A.呼吸が深く扱えた時は、腰に空気が入ったかのような感覚になります。しかし、この吸うということを自発的に行おうと練習をしすぎると徐々に感覚がまた分からなくなったりもします。これは、吐くという行為を忘れて吸うことばかりに意識が行ったためにそうなることが一番多いと思います。たとえばレッスンで、とても上手くいったときというのは、その時おこなった事やその時考えたこと、意識したこと、その時のみのことが良かったわけではないということを覚えておくといいと思います。つまり、成功したときに意識した感覚というものはあくまで最後に嵌った部品のひとつということです。ほかの必要な部品をいらないものだったと勘違いしてはずしてしまうと、また動かなくなります。はずしていい部品はどの部品なのかという事を、経験で分かっていくといいと思います。(♭∀)