発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q2452.発声法としては変わらないと思いますが、クラッシック的な歌い方とポップス的な歌い方の違いということで考えることがあります。その違いとは。

A.基本的に私のレッスンではクラシック的とかポップス的という考えではレッスンをしていません。どれだけ声帯に負担をかけずに良く通る声で歌えるかという視点でレッスンしています。
現在の日本のポップスの世界は年齢を重ねるごとに声ががさついてきたり、音程がさがってしまう歌手がとても多いです。それも30代前半では声の輝きが失われてしまう方がとても多いように思われます。
しかも生のライブになると同じ曲なのにテレビから聴こえてきたような歌とはまったく違う様に聴こえてしまう方が多いのにもびっくりします。
喉の負担は年齢が増すごとに増えて行き、若い頃は馬力で歌えても年齢を重ねるとうまくいかないものです。
ですから、クラシックの発声というよりも声帯、喉の周りの筋肉、体の使い方の機能を高める訓練だと思っていただければ良いかと思います。(♭Σ)