A.簡単に言えば音域はのびます。しかしテノールになれるかというと一概に「なれます」とも言えません。
何故あなたがバリトンだとよく言われるのかは分かりませんが、低い音が出る、声が暗めだという理由では本来バリトンだとは断言できません。暗めのテノールだっています。
私は、声部はその人の声の転換区(passaggio)で全て決まると考えています。
高い音がでても転換区が低ければバリトンだし、高い音が出なくても転換区が高ければテノールです。出し方が分からないだけの問題だと思います。
ハイCを出すバリトンだっています。
しかし張り裂けんだCは使い物にはなりません。コンスタントに出せる技術があって初めてテノールだと言えるでしょう。
私自身は現在はテノールですが、声楽を習い始めた頃は全く高い音がでず、コンコーネ50番も低声用を使っていたくらいです。それが今は高声用でなければ苦しいと思える位になったので音域そのものは必ず訓練での伸びると思います。(♭Σ)