A.基本的に、自分の発声スタイルというものをたくさん持つことはあまりよくないと思います。ので、タイプとしてドラマティックな表現に長けているタイプと叙情的表現に長けているタイプというのはどうしても生まれてくると思います。
もちろん両方を兼ね備えた歌手というのは存在しますが、この両方を兼ね備えた歌手というのは叙情的な発声スタイルを崩さずにフォルテのほうを多用する、といった結果叙情的タイプであることが多いです。ちなみにべニアミーノ・ジーリという昔の歌手がそのタイプであると思うので、参考にしてみてください。
ドラマティックな表現の時というのは発声自体を変えるのではなく、ピアノで歌う箇所をあまり甘い表現にならないように、より声を支える意識をもつということが大切です。基本となるフォームをかえて声を押し出してしまうと、長い目で見てとても危険なことです。(♭∀)