発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q2548.長セリフがうまくしゃべれません。「工夫が足りない」と言われてしまいます。

A.まず工夫ができる余裕を作らなくてはいけません。そのためにはセリフを覚えることです。まずは覚えてから、工夫するように努力していきましょう。
長セリフは、一本調子になりがちです。覚えたうえで、何度も黙読をして、自分なりの演出、構成を作ることです。そして変化を作っていくのです。気持ちの変化、ボリュームの変化、トーンの変化を演出構成し、自分なりに工夫していきましょう。

 またこういったアドバイスを受ける時のとらえかたとして、現時点での自分自身のでき不できも考慮していきましょう。セリフが覚えたてであったり、まだ覚えていない、または構成もできていないのであれば、「できていない」というアドバイスは当たり前のことなのです。そうとらえて、今後、よりよい長セリフになるように努力していきましょう。