A.耳はすべての基本です。耳から情報をつかみ、吸収して、そして口から再現していくのです。あらゆるプロの声を聞いていくことです。朗読CD、ラジオTVナレーション、舞台、ドラマ、映画、ニュース、あらゆるものを、BGM的にではなく、しっかり聞こうという意志のもと聞いていくことです。
購入するなり、テレビから録音するなりして、そのプロの素材を聞き込んでいきます。聞き込むことで、自分の中に上手い人の基準ができてきます。
短い文章であれば、覚えてしまいましょう。そして何度もしゃべっていきます。そして時々、見本となる声を聞き返し、自分とどこが違うのか、チェックしていきます。
プロの声を聞きこんでいくうちに、その声が基準になってきます。その声を基準にして、自分の声はどう違うのか、どうしたら近づいていけるのか、考えていきましょう。そして修正していきましょう。
そして、練習をする際は、必ず録音することです。録音したものを聞き、その場で修正をし、また読み、録音し、修正していくのです。こういった練習を繰り返していくことで、自分が自分のトレーナーになれるのです。
真似してみるのも勉強になります。読み方、ニュアンス、声のひびき、すべてを真似してみましょう。そしてその録音したものを聞いてみて、違いを比べてみるのです。完全に真似はできないかと思いますが、真似をすることによって、自分の欠点が発見できたりします。真似し、再現する中で、自分の個性も磨かれていきます。
「覚えること」
「修正すること」
「再現すること」
「自分の声を聞くこと」録音する
「自分の声を修正すること」