A.真似する前に、まずは自分の幹になる声を作ることが先決です。その幹となる自分自身の声がないうちに、真似に入ってしまったのでは、自分という個性をもった人間があえて声優として活躍する必要はないと思えるからです。
しかし練習では真似してみるのも勉強になります。実際に真似してみるとわかると思うのですが、声色は真似できても、テンションや気持ちの入れ方、役作りすべてを同じように再現することはとても難しいことなのです。しかしそうしたことを真似しようと練習していくうちに、自分自身の声もプロ化してくるのです。あくまでもテンションや気持ちの入れ方等を真似するのであって、声色を真似することのないように気をつけてください。