A.よく、太ったほうがいい声が出る、といいますが、骨の外に脂肪がたくさんついたところで共鳴が変わるということはありませんし、脂肪が声のエネルギーになることもありません。むしろ、太っていく時期は胃や腸に食べ物がたくさんあることが多く、横隔膜の運動が鈍くなることがあるかもしれません。ただし、やせすぎている人の中には、栄養が不足していて声を出すエネルギーが充分にない場合もあります。そのような人は、健康な体を作る必要があると思います。
しかし、太っている人が声が出る人が多いのも事実かもしれません。ひとついえることは、体重があるとそれだけ重力を体が感じるので、発声する上での土台がしっかりしていて安定しやすいということはあるかもしれません。根本的に太ればいい声が出るということはないと思いますが、支える感覚を感じやすいということはあるかもしれません。(♭∀)