発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q3822.休符での表現について教えてください。

A.休符の時に集中力を切ってしまう人がとても多く見受けられますが、音楽は休符にも表現の意味があります。驚いた表情で声にならない休符、沈黙のなかにも何か考えている様子、切迫感をあらわすための細かい休符、など、休符も表現方法のいろいろある「生きもの」なのです。自身の心の中で次のフレーズを計算したり、声のポジションを考えたり、歌唱上のテクニックのことを考えたりは自由ですが、お客さんから見て「表現しているように」見えることが大切です。ボーっと突っ立っているようなことはアーティストとして、俳優として、表現者として大きなマイナスになることをわかっていてください。舞台上では常に集中力が続いてなければならないのです。(♭∀)