発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q3883.喉声の判断基準を教えてください。(9)

A.「聴いたらわかる」としかいえませんが、そう言ってしまうと終わってしまうので、なんらかの理由をつけるとしたら、息が流れていない、共鳴がない、フォルテが耳障りな音である、30分以上出していると声がかれてくる、女性なら裏声へのチェンジができない、等だと思います。

「聴いたらわかる」といえる耳を鍛えることも大切だと思います。声帯の手術をした後、発声禁止期間には音楽を聴くのも控えるように、と言われましたが、それは聴いた音に対して、声帯が勝手に反応して動いてしまうから、とか。耳に入ってくる音が声帯の動きまで決めるとしたら、喉声をきくと、やはり喉声になってしまう、ということも言えるのかもしれません。耳に入れる音は吟味すべきということです。(♯Γ)