発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q4244.「巻き舌」ができる人とできない人とでは声量が違うなどありますでしょうか?(4)

.声量の違いはないと思いますが、巻き舌は、リラックスしているのと同時に、息も必要です。ですから、巻き舌ができると、息にのった歌唱ができて、声量もつながるかもしれません。しかし、巻き舌は、1曲の中に部分的にいくつか出てきますが、ずっと巻き舌が続く歌、というのはありませんので、部分的に息が流れても、それが持続しなければ、声量には、結びつきにくいと考えられます。巻き舌で、スケールを歌ってみたり、発声の中で取り入れて、トレーニングのいっかんにすれば、声量に結びつくかもしれません。(♯Ω)