発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q4376.同一声域での声の捉え方についてどう考えたらよいですか。

.本来、声域は、次のようにバランスをとるべきです。高いところは太く厚くし、低いところは逆にややひびきを意識して細くすることです。これで1オクターブにわたって、ほぼ同じ音色をキープするのです。

すると、同じ音でも、細くも太くもできるし、ひびかせることもシャウトでもできるわけです。1オクターブを1音の音色で完全にコントロールできることによって、逆に同じ1音も1オクターブ違うくらいに音色を変えることができるのです。これがポイントです。

それによって、歌のなかで1オクターブにわたって語るようにしたり、高低関係なく、わずか2~3度の音のなかで、大きく盛り上げたり、ヴォリュームをつけたりすることができます。(♭θ)