発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q4646.シンコペーションになる理由を教えてください。

A.「1と2と3と4と1と2と3と4と」で4拍目裏のとが次の1とタイでくっついてしまうと、「1と2と3と4と(1)と2と3と4と」で、もっとも強かった次の(1)が発されないため、弱が続きます。それでは全体をひっぱれないので、4の裏の「と」に、強アクセントがつきます。「1と2と3と41-と2と3と4と」これが、シンコペーションになる一つの例です。
つまり、音楽を進めていく上に、どこかで踏み込まないとひっぱれないし抜けないという流れがあるからです。全部を抜いたら曲は何の動きもなくなります。これは、2の裏から3がタイでつながっても同じです。3での踏み込みがなくなるため、2の裏が強になります。
その音での踏み込みがなくなるのは、休符も同じです。1や3のところに休符がくると、同じようにシンコペーションが起こります。
(♭θ)