A.私は声というのは結果論だというのが自論なのですが、それは表面的なものだけではなく見えない部分のフォームのことも指しています。身体の中のことです。どちらかというと表面的な問題よりも中の問題のほうが大事です。
表面上だけを装ってもうまくいかないと思います。
例えば「口を縦にあける」というアドヴァイスがあった時に多くの生徒はその瞬間はできるでしょう。しかし数分でだんだん口は横に開いてきます。
それは持続させる身体のフォームができていないからだと思います。このフォームを安定させるためには途方もない努力と根気が必要なのです。
プロ野球の巨人軍の寮にある有名な松井部屋と言われる元野球選手の松井秀喜さんが素振りの練習をした部屋というのがあります。
全身が見れる鏡しかないのですが、その部屋の畳は松井選手の素振りの訓練の影響でかなり変色してしまっています。
それだけの訓練をこなしてきた選手だらこそのあの活躍だと思います。松井選手の打撃フォームだけを真似てもああはならないでしょうね。あの打撃のを維持する身体の見えない部分が大事なのだと思います。(♭Σ)