発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q.日本では、なぜ漫談でなく漫才ばかりなのですか。☆

A.漫談とは一人でやるスタンダップ・コメディですが、昔はけっこうありました。今は噺家くらい、ピン芸の方はものまねやフリップ芸などが多く、漫才よりもレベルは高くないでしょう。お笑いも二人組~三人組ばかりですね。三人組はコント中心でしょうか。

日本のお笑いは時事政局などへの批判を扱わない。仲間の楽屋ネタみたいなものも多く、閉口することもあります。スピーチなど、一人で説得する文化がなく、二人の掛け合いの方が、客は緊張せず、見るのも楽なのでしょう。「エンタの達人」以来、特に音楽や同じフォームやパターン(定型)」を使ったものが多くなりました。演じる方は、その型にもっていくとスベるのをごまかせ、楽になった分、質が落ちました。拍手まで挿入なのですから。(♯)