A.少し前にあるポップス歌手が生のライブで歌ったが急性声帯炎で声が出辛いのにがんばって歌ったというニュースを見ました。
歌手の仕事は歌うことです。それができないのにそれでステージにたつことそのものが、がんばっていて、素晴らしいという評価に繋がるのはどうも違和感があります。
これが素晴らしいという感覚になるのは「参加することに意義がある」的なアマチュアイズムではないでしょうか。仮に一般企業にお勤めの方なら自分の仕事が期日遅れや納品が遅れたらとても問題なのと同じで、プロの歌手が自分と言う商品を納品するステージで商品にならないというのは本来問題なのです。
ジャンルを問わず声で仕事をしている人なら365日常に調子がいいことはありません。でも出てきてうたえなくても、涙流していればいいということにはちょっと同意しかねます。海外のアーティストだとよくなければ客からのブーイングなんて当たり前ですし、調子が悪いときの評論を考えて公演自体をキャンセルする人も結構います。
それも問題だと思いますし日本の風土には公演のキャンセルは合わないと思うのですが長く売れている歌手もお笑い芸人もよくよくみてみるとネットなどで叩かれている人ほど生き残ってたりします。
客が歌手を育てるといった言葉もあるように出演してくれれば歌がへんでもいいよという状態を客がよしとするならその歌手は歌手としてはみられていないのだと思います。
今の日本では芸能のジャンル分けは難しいです。「女優で歌手の」という紹介される方も多くいますしモデル出身という多くいらっしゃいます。
そう思うと歌手という枠だけでずっと活躍されているかたはジャンルを問わず本当に尊敬します。(♭Σ)